金を売る時の注意点|買取業者の選び方やポイントも現役鑑定士が解説

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最終更新日 2026年7月14日

金を売る時、買い取ってもらう時に気をつけた方が良い事、注意すべき事について知りたいという方も多いのではないでしょうか。

どこで売っても一緒だろうと思い、何も調べずに適当に売ってしまい後で後悔してしまったという方も実際にいらっしゃいます。

今回は金を売る時の注意点や事前に知っておいた方が良い事、また買取業者を選ぶ上で大切なポイントなどを、実際に金をお客様から買取していた鑑定士が解説します。

 

金を売る時の注意点

早速本題の金を売る時の注意点を、今回10のポイントに分けて紹介します。

 

金には純度・種類があるという事を理解しておく

まず初めに、金と言っても純度や種類があるという事を知っておきましょう。

そもそも自分が売りたい金の純度が分からないと、相場表などを見てもどれくらいで売れるのか想像がしにくいです。

基本的に金製品であれば『750』や『K18』などの刻印が施されており、24金(999)が最も価値が高く数字が下がるにつれ価値は下がります。

純度によって買取価格は全く変わってきますので、ご自身が売りたい金の純度をチェックしてみましょう。

 

安い業者や買取店で売らない

金を売る時の注意点2つ目は、『安い業者、買取店では売らない』と言う事です。

金の買取価格は必ずと言っていいほどお店によって異なり、高く買い取ってくれるお店かどうか分かれば苦労しないよと言われそうですが、金の買取が高いかどうかを見極める方法として『直接お店に問い合わせる』もしくは『ホームページを確認する』があります。

買取店の中には問い合わせをしても具体的な買取金額を教えてくれない場合もありますが、そのようなお店は実際に持って行っても安い金額を提示してくる可能性がありますので、一番最後に持って行くか、他のお店での売却をおすすめします。

総合買取店よりも貴金属を専門的に取り扱っているお店の方が実績も豊富ですので、出来る限り貴金属専門の買取業者を選ぶようにしましょう。

 

金相場は変動する為売る時期を考えておく

金の取引相場は日々変動します。上がったり下がったり、株価などのように今後上がるかどうかは予測が難しいという特徴があります。

極端な例ですが、昨日10万だったものが今日は11万になる可能性もあります。

金は有事の金と言われるように、経済が不安定な時に価格があがるとも言われますが、一概には言えません。

売るタイミングが非常に難しいという特徴がありますので、ここまであがったら売却しようなど事前にある程度売却ライン決めておくのもオススメです。

 

税金がかかる場合がある事を知っておく

金は条件によっては課税の対象となります。

簡単に言うと、年間50万円の特別控除がありますので、50万以上の利益を得る場合課税の対象となります。

保有期間によって課税対象額の算出方法は異なり、具体的な金額は下記を参考にしてください。

(1) 所有期間が5年以内のもの(総合課税の短期譲渡所得)

・譲渡価額-(取得費+譲渡費用)=金地金の譲渡益

・{[金地金の譲渡益]+[その年の金地金以外の総合課税の譲渡益]}-譲渡所得の特別控除50万円=課税される譲渡所得の金額

(2) 所有期間が5年を超えるもの(総合課税の長期譲渡所得)

・譲渡価額-(取得費+譲渡費用)=金地金の譲渡益

・{[金地金の譲渡益]+[その年の金地金以外の総合課税の譲渡益]}-譲渡所得の特別控除50万円=譲渡所得の金額

・(譲渡所得の金額)× 1/2 = 課税される譲渡所得の金額

 

引用 国税庁公式HP https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3161.htm

上記の説明では今いち分からない!と言う方も多いと思いますので、例を用いて更に解説します。

  • 保有している期間が5年以内(短期の場合)

例)2年前に300万で購入した金を500万で売却

500万(譲渡価額)-{300万(取得費)+0円(譲渡費用)}-50万=150万

  • 保有している期間が5年以上(長期の場合)

例)10年前に300万で購入した金を500万で売却

500万(譲渡金額)-{(300万(取得費)+0円(譲渡費用)-50万}×1/2=125万

更に詳しく金売却時の税金について知りたい方は、最寄りの税務署に問い合わせた方が間違いありません。

 

身分証・本人確認が必要な為忘れずに持参する

金を売る時は身分証明書が必ず必要です。

1万円以下の場合に限り、身分証明書がなくても売却する事は可能ですが、お店によっては金額問わず買取の際必ず身分証明書が必要なお店が多いです。

意外と身分証明書を忘れる方も多く、クレジットカードなどは身分証にはなりませんので、金など貴金属を売る時は必ず身分証明書を持って行くようにしましょう。

また、2016年1月から1度の取引金額が200万以上になる場合、マイナンバーカードの提示が必要になりました。

マイナンバーカードを持っていない方は取引金額を200万以下にする、もしくはマイナンバーカードを持っている方に代理で売却してもらう必要があります。

 

訪問買取は買取価格が極端に安い場合がある

訪問買取での売却は特に注意が必要で、『不要なものはないですか?』と電話がかかってきたり、いきなり自宅に買取に来る訪問買取で金の売却はやめた方が良いです。

金額が安いだけではなく、重さも適当に計算されるという事例が多々発生しています。

自分で金を買取してくれるお店を調べるなど行い信頼できるお店を選びましょう。

 

重さをごまかされない為に自分でも図っておく

悪質な買取店や適当な査定員の場合、金の重さを適当に計算され価格を提示される可能背もあります。

その為、金を売りに出す前に自分でもどれくらいの重さがあるか確認しておきましょう。

自宅の量りでは正確ではない場合もありますが、全く重さをわかっていないより大体どれくらいなのか知っておくのはとても大切です。

 

インゴットは買取ってもらえないケースがある

インゴットは、金の延べ棒の事で金の塊のような形をしている物です。

資産として金を持つのであれば、デザイン料などがかからないインゴットを持つのが一番おすすめです。

そんなインゴット密輸の関係で、最近では海外製のインゴットを買取しないお店も増えて来ています。

ま、た国内のインゴットでも購入元、購入時期、購入者情報などが分からないと買取しないなど、厳しいルールを設けているお店もあります。

特に貴金属を専門的に取り扱っている大手はインゴットに関するルールが厳しい為、事前に確認してから売却するようにしましょう。

 

金買取業者によっては手数料がかかる

買取業者によっては貴金属を買い取ってもらう際に手数料がかかる場合があり、手数料はお店によって異なります。

買取金額が高くても手数料がかかる場合、結果的に安いという場合もありますので、事前に手数料がかからないか確認しておくようにしましょう。

 

金の買取価格がお店によって違う理由

お店によって金の買取価格が違う理由は、大きく分けて2つあります。

  1. 利益の取り方の違い
  2. 販売方法・売却ルートの違い

1つ目の理由は、利益の取り方の違いです。

基本的に金の取引相場というのは決まっていて、その相場を基準に買取価格を決めているお店がほとんどです。

1件あたりの買取でどれくらい利益を取るかはお店によって違いますので、必然的に買取価格にも違いが出てきます。

2つ目の理由は、買取したあとの販売ルートの違いです。

ある程度金の取引相場は決まっていますが、会社によって売却ルートが違ったり貴金属専門業者に売れる金額が高いなどがあり、それらが原因で買取価格に差が生じる場合があります。

 

お店によってどれくらい金買取価格に差があるのか

では、具体的にどれくらいお店によって金の買取価格に差があるのか?

金は世界的に取引相場が決まっている事もあり、ブランドバッグや宝石などに比べるとお店によって差は出ませんが、比較するお店によっては1g数百円異なる場合があります。

数百円の違うぐらいであれば、近場で良いやと思われるかも知れませんが、重さがあればあるほど下記の様に買取価格差が大きくなります。

A店 B店 C店
1gの買取価格 ¥4,800 ¥5,000 ¥5,200
差額 0 +200円 +400円
100gの場合の差額 0 +20000円 +40000円
1キロの場合の差額 0 +200000円 +400000円

 

金を売る時おすすめの貴金属買取店の選び方

では金やプラチナと言った貴金属を買取に出す場合、どういったお店に依頼をすれば良いのか?

おすすめの金・貴金属買取店の選び方を3つのポイントに分けて紹介します。

 

ポイント①1gあたりの明確な買取価格を提示してくれるお店を選ぶ

おすすめの貴金属買取店の選び方1つ目は、1gあたりの買取価格を明確に提示してくれるお店です。

1gあたりの買取価格を聞いて教えてくれないお店はほとんどないと思いますが、中にはこちらは商品としての価値になりますので、金の買取価格ではありませんなどを理由に1gあたりの金額を教えてくれない場合もあります。

確かに金製品の中には金としての価値だけではなく、商品としての価値がつくものがあります。

しかし、そういった場合でも金の価値はどれくらいなど丁寧に説明してくれるお店の方が信頼できます。

 

目の前で重さを図り重さを明確に教えてくれる

まず1つのポイントが、目の前で査定をしてくれるお店を選ぶという点です。

持ち込んだ金の重さを尋ねても教えてもらえない、もしくは大体〇〇グラムですなど正確な重さを教えてくれないお店は要注意です。

なぜ目の前で査定をしてくれるお店の方が良いかと言うと、『重さをごまかされないようにするため』です。

重さをごまかして買取金額を出すお店はあまりないとは思いますが、可能性としてゼロではありません。

目の前で査定をしてくれるか品物を出す前にお店の人に気軽に聞いてみましょう!

 

手数料のかからないお店、もしくは手数料が明確なお店を選ぶ

2つ目のポイントは、買取の際に手数料がかからないお店を選ぶと言う点です。

貴金属を専門的に取り扱っている大手になると、手数料がかかってくる場合が多いです。

多少金額が安くなっても大手で売った方が安心という方は大手での売却をオススメしますが、もし高く売りたいのであれば手数料がかからないお店を選んでください。

また、手数料がかかるお店で売却する場合も具体的に手数料はいくらなのか?、明確な金額を説明してくれるお店を選び、言葉を濁すようなお店での売却は避けましょう

ほとんどのお店は手数料を取りませんので手数料がかからないお店を探すのはそこまで大変ではありません。

 

端数まで計算してくれるお店

3つ目は端数まで計算してくれるという点です。

お店によって1円単位まできっちり計算する所、10円単位で計算する所100円単位で計算する所などバラバラです。

1gあたりの買取価格が高いからと言っても、100円単位で切り捨てるお店もあり、結果的に安くなるお店もありますので注意しましょう。

査定の前に聞くのもOK、査定の後に聞くのもOK!端数まで計算してくれるのか確認してから売るようにしましょう。

 

買取してもらえない金製品について

金は金でもお店によっては買取りを断られる場合がある貴金属もありますので、いくつか事例を紹介します。

 

金の純度が部分によって異なる場合

まず、金の純度が部分によって異なる場合です。

これは結構稀なケースですが、部分によって金の純度が異なるものがあります。

部分によって純度が異なる場合金額の算出が難しい為、買取自体を断られる可能性があります。

X線検査機を持っているような大きな買取店であれば分別するなど対応してくれる場合がありますので、金の部分によって純度が違う為買取を断られた場合は、田中貴金属や日本マテリアルなど貴金属を専門的に取り扱うような大手に行かれて見てください。

 

歯がついたままの金歯

歯がついたままの金歯も買取を断られる場合があります。

金歯を買取するかどうかはお店によっても異なりますが、歯がついたままですと重さが分からないため、事前に歯を取ってから持って行くようにしましょう。

なかなか歯が取れない場合は、歯医者に行って相談をしてみてください。

 

重量が少ない貴金属

0.1gなど重量が少ない場合は、お店によっては買取を断られる場合があります。

重量が少ないと金の純度を計測するのが困難な場合もあり、何グラムから買取できるのかはお店によっても異なりますが、1g以上あれば買取してもらえることが多いです。

もし、お持ちの金が軽い場合は、一度買取してもらえるのか直接お店に問い合わせるようにしましょう

 

金張りや金メッキ

金メッキを買取してくれるお店もありますが、ほとんどのお店で買取が困難です。

金杯など製品としての価値があれば、製品の価値として買取してくれるお店は中にはあります。

金メッキは金杯などに多く見られますが『K24GP』『K24GF』はメッキです。

金の場合は『K24』『24K』『K24KT』などの刻印となっています。

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