最終更新日 2025年9月12日
転職活動において、履歴書と職務経歴書はあなたの第一印象を決める重要な書類。

この記事では、転職アドバイザーの視点から、初心者でも実践できる履歴書・職務経歴書の書き方を徹底解説します。
例文やテンプレート、採用担当者の心をつかむコツも詳しく紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
履歴書と職務経歴書の違いを理解する
転職活動を始める前に、履歴書と職務経歴書の役割の違いを理解することが重要です。
それぞれの目的を明確にすることで、効果的な書類作成が可能になります。
履歴書の役割と特徴
履歴書は、あなたの基本情報(氏名、住所、学歴、職歴など)を簡潔に伝える書類です。
採用担当者が最初に目にするため、第一印象を左右する大事なもの。
フォーマットが決まっており、正確性と丁寧さが求められます。
手書きの場合、読みやすい字で書くことが特に重要です。
職務経歴書の役割と特徴
職務経歴書は、これまでの業務内容、スキル、実績を詳細に記載する書類。
履歴書が「概要」を示すのに対し、職務経歴書は「具体的なキャリア」をアピールする場です。
応募職種にどう貢献できるかを明確に示すことが求められます。
なぜ両方が必要なのか
履歴書はあなたのプロフィールを簡潔に伝え、職務経歴書はスキルを深掘りします。
採用担当者は両方を組み合わせて、あなたの適性や経験を評価するため、履歴書と職務経歴書を最適にすることが大事です。
書類の役割を理解し、それぞれを適切に使い分けましょう。
履歴書の書き方:採用担当者を惹きつけるポイント
履歴書は、採用担当者が最初に目にする書類です。
以下のポイントを押さえて、好印象を与える履歴書を作成しましょう。
1. 基本情報の正確な記載
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日は正確に記載します。
特に連絡先は、採用担当者からの連絡に備え、間違いがないか何度も確認しましょう。
手書きの場合は、丁寧で読みやすい字を心がけ、ペンの種類(黒のボールペン推奨)にも注意してください。
2. 写真の選び方と貼り方
履歴書用の写真は、清潔感のあるスーツ姿で撮影しましょう。
背景は白や青が適切で、笑顔は控えめに、自然な表情が好まれます。
撮影後3ヶ月以内の写真を使用し、裏に氏名を記入して貼り付けておきましょう。
写真は第一印象に大きく影響するため、プロの撮影サービスを利用するのもおすすめです。
3. 学歴・職歴の書き方
学歴は最終学歴から逆順に記載します。
高校卒業以降を記載するのが一般的ですが、応募職種に関連する場合は専門学校や短期大学も詳細に書かなければなりません。
職歴は、入社・退社年月を正確に記載し、会社名、部署名、役職を明記。
退職理由は記載不要ですが、「一身上の都合により退職」と簡潔に書いておけばOKです。
学歴・職歴の例文
学歴
2015年3月 〇〇高等学校 卒業
2019年3月 〇〇大学 経済学部 卒業
職歴
2019年4月 〇〇株式会社 入社(営業部配属)
2023年3月 同社 退職
4. 志望動機の書き方
志望動機は、企業研究を基に「なぜこの企業か」「自分のスキルがどう活かせるか」を具体的に書きます。
企業の理念や事業内容に触れ、自身の経験をリンクさせましょう。
300~400字程度で、具体的かつ簡潔にまとめるのが理想です。
志望動機の例文
「貴社の『顧客第一』の理念に強く共感し、営業経験を活かして貢献したいと考えました。前職では、顧客ニーズを徹底分析し、売上20%増を達成しました。この経験を貴社の新規顧客開拓に活かし、さらなる事業成長に寄与したいです。」
5. 自己PRの書き方
自己PRでは、具体的な実績やエピソードを交えて強みをアピールします。
応募職種に求められるスキルや経験を強調し、数字や成果を入れると説得力が増すのでおすすめ。
300~400字で簡潔にまとめましょう。
自己PRの例文
「私の強みは、チームでの目標達成力です。前職では、プロジェクトリーダーとして10名のチームをまとめ、納期を30%短縮する成果を上げました。課題解決力とコミュニケーション力を活かし、貴社の業務効率化に貢献します。」
職務経歴書の書き方:キャリアを最大限にアピール
職務経歴書は、あなたのキャリアを詳細に伝える書類です。
以下のステップで、採用担当者の心をつかむ職務経歴書を作成しましょう。
1. 職務経歴書の構成
職務経歴書は、以下の構成で作成するのが一般的です。
採用担当者が読みやすいよう、論理的に整理しましょう。
✅職務要約:これまでのキャリアを3~5行で簡潔にまとめる
✅職務経歴:各社の在籍期間、業務内容、実績を詳細に記載
✅スキル:PCスキル、資格、語学力など
✅自己PR:強みや企業への貢献意欲
2. 職務要約の書き方
職務要約は、採用担当者が最初に目にする部分です。
キャリアの概要を簡潔に伝え、興味を引く内容にしましょう。
以下は例文です。
職務要約の例文
「10年間、IT企業でシステムエンジニアとして従事。主にWebシステムの開発を担当し、プロジェクトマネージャーとして5件の大型案件を成功に導きました。顧客満足度向上に注力し、チーム連携を強化してきました。」
3. 職務経歴の詳細な書き方
職務経歴は、時系列(最新から)または職務内容別に記載します。
各社の在籍期間、役職、業務内容、実績を具体的に書きましょう。
数字や成果を活用すると、説得力が増します。
以下は職種別の書き方のポイントです。
営業職の職務経歴例
「〇〇株式会社(2018年4月~2023年3月)
部署:営業部 主任
業務内容:法人向けITソリューションの提案営業。年間売上目標1億円を3年連続達成。顧客満足度調査で90%以上の評価を獲得。
主な実績:
– 新規顧客開拓:年間50件以上の契約を獲得
– 営業戦略立案:チーム全体の売上15%増に貢献」
エンジニア職の職務経歴例
「〇〇株式会社(2019年6月~2024年2月)
部署:開発部 システムエンジニア
業務内容:Webアプリケーションの設計・開発。顧客要件のヒアリングから納品まで一貫して担当。
主な実績:
– ECサイト開発:納期を20%短縮し、売上10%増に貢献
– チームリーダー:5名の開発チームを管理し、プロジェクト成功率100%を達成」
4. スキルの記載方法
PCスキル(Excel、PowerPoint、プログラミング言語など)、資格(TOEIC、簿記、ITパスポートなど)、語学力を具体的に記載します。
応募職種に関連するスキルを強調し、レベル感(例:TOEIC 800点、Pythonでの開発経験3年)を明記しましょう。
スキルの例文
PCスキル:Excel(VLOOKUP、ピボットテーブル)、PowerPoint(プレゼン資料作成)
資格:TOEIC 850点、簿記2級
プログラミング:Python(3年)、Java(2年)
5. 自己PRで差をつける
職務経歴書内の自己PRは、履歴書の自己PRよりも具体的で、応募職種に直結する内容にしましょう。
実績やエピソードを交え、企業への貢献意欲を強調します。
自己PRの例文
「私の強みは、課題解決力と顧客視点での提案力です。前職では、顧客の課題を分析し、カスタマイズしたソリューションを提案することで、契約率を25%向上させました。この経験を活かし、貴社の顧客満足度向上と売上拡大に貢献します。」
採用担当者に響く書類作成のコツ
履歴書・職務経歴書で採用担当者の心をつかむには、以下のポイントを押さえましょう。
これらのコツを実践することで、書類選考の通過率が上がります。
1. 企業に合わせたカスタマイズ
応募する企業ごとに書類をカスタマイズします。
企業の理念、事業内容、求める人物像を調べ、志望動機や自己PRに反映させましょう。
テンプレートの使い回しは避け、企業への熱意を具体的に示すことが重要です。
2. 具体性と数字の活用
「売上を伸ばした」ではなく「売上を20%増加させた」と具体的に書きます。
数字は採用担当者に成果をイメージさせ、説得力を高めまるのでおすすめ。
実績がない場合は、プロセスや工夫点を具体的に記述しましょう。
3. 誤字脱字の徹底チェック
誤字脱字は信頼性を下げる要因です。
提出前に複数回確認し、可能なら第三者にチェックしてもらいましょう。
PC作成の場合は、スペルチェック機能も活用してください。
4. 読みやすいレイアウト
フォントサイズは10~12pt、行間は1.2~1.5倍が読みやすいです。
スマホでも見やすいよう、1段落を3~5行程度に抑え、箇条書きや見出しを活用して視覚的なメリハリをつけましょう。
5. 応募職種に合わせた強調ポイント
応募職種に必要なスキルや経験を強調します。
例えば、営業職なら「顧客折衝力」や「契約実績」、エンジニア職なら「技術力」や「プロジェクト管理経験」を前面に出しましょう。
職種別:履歴書・職務経歴書の書き方のコツ
職種によって、採用担当者が重視するポイントは異なります。
以下で、代表的な職種別に書き方のコツを解説。
営業職の場合
営業職では、売上実績や顧客との関係構築力が重視されます。
職務経歴書では、具体的な売上数字や新規顧客獲得件数、契約率などを記載しましょう。
自己PRでは、コミュニケーション力や交渉力をアピールします。
営業職の自己PR例
「私の強みは、顧客の課題を深掘りし、解決策を提案する力です。前職では、顧客ヒアリングを徹底し、契約率を30%向上させました。このスキルを貴社の営業戦略に活かし、売上拡大に貢献します。」
エンジニア職の場合
エンジニア職では、技術スキルやプロジェクトの成功実績が重視されます。
使用言語、開発環境、プロジェクト規模を具体的に記載し、成果(納期短縮、品質向上など)を強調しましょう。
資格やGitHubのリンクも有効です。
エンジニア職の職務経歴例
「〇〇株式会社(2020年1月~2024年6月)
部署:開発部 バックエンドエンジニア
業務内容:ECサイトのバックエンド開発(Python/Django)。API設計とデータベース最適化を担当。
主な実績:
– ページ読み込み時間を50%短縮
– チームで10件のプロジェクトを完遂、顧客評価4.8/5.0を獲得」
事務職の場合
事務職では、正確性や効率性が重視されます。
ExcelやWordのスキル、業務効率化の実績、チームサポートの経験を記載しましょう。
細やかな気配りやスケジュール管理能力もアピールポイントです。
事務職の自己PR例
「私の強みは、正確な業務遂行とチームサポート力です。前職では、データ入力のミス率を0.5%以下に抑え、書類作成時間を20%短縮しました。貴社の円滑な業務運営に貢献します。」
よくある質問:履歴書・職務経歴書のQ&A
転職活動初心者が抱く疑問を、Q&A形式で解決します。
以下は、よくある質問とその回答です。
Q1. 職務経歴書は何枚が適切?
A. 1~2枚(A4)が一般的です。
長すぎると読まれない可能性があるため、簡潔にまとめ、重要な情報を優先的に記載しましょう。
Q2. 手書きとPC作成、どちらが良い?
A. 企業指定がなければPC作成がおすすめです。
修正が容易で、読みやすさも確保できます。
ただし、伝統的な企業や公務員試験では手書きを求められる場合もあるため、募集要項を確認しましょう。
Q3. 職歴が多い場合、どう書く?
A. 直近の職歴や応募職種に関連する内容を詳細に書き、それ以外の職歴は簡潔にまとめます。
10年以上前の職歴は要約し、キャリアの全体像が伝わるようにしましょう。
Q4. 転職回数が多い場合の書き方は?
A. 転職回数が多くても、正直に記載します。
ただし、各職歴での学びや成長を強調し、一貫性のあるキャリアストーリーを構築しましょう。
採用担当者に「転職が多い=不安定」と感じさせない工夫が必要です。
Q5. 実績がない場合、どうアピールする?
A. 実績がない場合は、業務プロセスでの工夫やチームへの貢献を記載します。
例えば、「マニュアル作成で業務効率化に寄与」「顧客対応で感謝を受けた」など、具体的なエピソードを活用しましょう。
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まとめ:転職成功のための書類作成の極意
履歴書と職務経歴書は、転職成功の第一歩です。
以下のポイントを押さえ、採用担当者に響く書類を作成しましょう。
✅企業研究を基に書類をカスタマイズする
✅具体的な実績や数字で説得力を高める
✅誤字脱字を徹底的にチェックする
✅読みやすいレイアウトでスマホ対応を意識
✅応募職種に合わせたスキルを強調
また、シンシアードはハイクラスへの理想の転職ができますので、転職を考えている人はぜひこの機会に相談してみてください。
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