最終更新日 2025年9月19日
仕事選びで多くの人が悩むのは、以下のような問題。
✅仕事はやりがいとお金、どっちで選べばいいのか。
✅やりがいとお金は、どっちのほうが大事なのか。
「仕事はやりがいとお金のどっちが大事なのか」というのは、昔からよく取り上げられる話題です。
やりがいを優先して仕事をしたほうがいいのか、それともお金を稼ぐことを重視したほうがいいのか。

今回の記事では、やりがいのある仕事とお金のための仕事のメリットとデメリットを解説し、後悔しない仕事の選び方を紹介していきます。
今の仕事に不満を感じている人、やりがいかお金かで迷っている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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目次
やりがいのある仕事とは?メリット・デメリットを解説
では具体的に、「やりがいのある仕事」とはどんな仕事のことを指すのか。
やりがいのある仕事とは、一般的には人や社会の役に立つ仕事が当てはまります。

また、特定の職種ではなく「仕事内容が楽しい仕事」「他人から評価される仕事」「社会貢献につながる仕事」などがやりがいのある仕事だと言われたりもします。
今の仕事がつまらないと感じている場合、「やりがいのある仕事がしたい」と思う人は多く、「やりがえさえあれば多少給料が低くてもいい」という人も少なくありません。
そこでまずは、やりがいのある仕事のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
やりがいのある仕事のメリット
やりがいのある仕事のメリットは、お金を目的に働いている人と比べて、精神的なストレスが少ないこと。
というのも、やりがいのある仕事をしていると、仕事内容から達成感や充実感を感じることができ、「自分は役に立っている」と実感できます。
仕事において「自分は役に立っている」という感覚は非常に重要であり、何の意味も意義も感じない仕事をしていると働くことに嫌気が差すのが人間です。

一方、やりがいのある仕事をしている人は、仕事に対して前向きに取り組くことができます。
やりがいのある仕事は仕事そのものを楽しく感じるので、つらいことがあっても頑張って働くだけの情熱がある状態。
仕事をする上で、ストレスがあるかどうかは重要なポイント。
もちろん、やりがいのある仕事にも多少のストレスがありますが、やりたくない仕事やお金のための仕事と比べると精神的な負担は少ないです。
やりがいのある仕事のデメリット
やりがいのある仕事はストレスが少なく、楽しく働ける仕事であることがほとんど。
では、やりがいで仕事を選んだ場合のデメリットはあるのか。
一概には言えませんが、一般的にはやりがいを感じられる仕事の多くは給料が低くなっています。

たとえば、美容師や介護スタッフの平均年収は300万円前後、日本の平均年収が400万円前後なので大体100万円前後低いです。
ほかにも、ゴミ収集員や保育士といった世の中に必要な仕事(エッセンシャルワーカー)ほど、給料が低くなっています。
いくらやりがいのある仕事をしていても、お金がないと心が貧しくなり、生活に充実感を感じることができなくなる。
仕事はやりがいかお金かで悩む人の多くは、心で本当にやりたい仕事と、お金の現実的な問題に悩まされているケースが少なくありません。
筆者がやりがい重視で選んだ結果
筆者は今、やりがいを重視した仕事をしていますが、仕事に対する満足度はとても高いです。
会社員のときよりも収入は不安定で、将来の不安も会社員よりは大きいですが、会社員の頃には感じられなかった、「自分の仕事が誰かの役に立っている」という実感が一番のやりがいで、仕事の満足度につながっています。

会社員の頃の仕事は、ただ言われたとおりにやるだけで、自分で考えたり試行錯誤する必要がありませんでした。
やりがいがなく、毎日惰性で仕事をし、ただ休日と給料日を目指して働くだけで、とても充実しているとは言えませんでした。
しかし、今はやりがいを十二分に感じ、誰かの役に立つのが楽しく、とても満たされた状態で働けています。
お金のための仕事とは?メリット・デメリットを解説
次に、お金のための仕事について見ていきましょう。
お金、つまり給料がたくさんもらえる仕事としては、現代では金融系やIT業界が一般的です。
ほかにも、電気やガス、水道といった生活に必要なインフラを支える仕事は比較的給料が高い傾向にあります。

おそらくほとんどの人は、「仕事は生活するためにするもの」と思っているように、今でも「給料」は仕事を選ぶ上で一番大事だと思われています。
では、お金のための仕事のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
お金のための仕事のメリット
まず、お金のための仕事からは、お金で買える幸せを感じられるというメリットがあります。
どれだけ綺麗ごとを言っていても、現実問題としてお金がなければ心が貧しくなるもの。
お金はないと困ることがありますが、持っていて困ることはほとんどありません。

よく「人生はお金がすべてじゃない」と言われますが、お金がないと基本的な衣食住すら満足に満たせないのが現実です。
欲しいものがあった場合でも、「お金がなくて買えない」のと「買えるけど買わない」のでは精神的なストレスはまったく違います。
お金のための仕事を選ぶことで、こうしたお金に関するストレスをある程度減らすことができます。
お金のための仕事のデメリット
お金は人生の選択肢を増やし、幸福度を高めてくれるもの。
ですが、お金だけで仕事を選ぶと後悔することもあります。
どういうことかというと、給料が高い仕事には大まかに以下のような特徴があります。
✅休日出勤や頻繁な出張
✅業務外のサービス残業
✅12時間を超える長時間労働
✅上司からのプレッシャーや精神的なストレス
もちろん、給料が高い仕事のすべてが上記に当てはまるわけではありません。
ですが、年収が高い仕事には重労働や精神的なストレスが大きいことが多いです。

もし「お金のためならどんな仕事でもできる」というのであれば、キャバクラや風俗、ホストなどの仕事をすればいい。
それができないのは、あなたはお金のためだけに働くことができない人間ということ。
筆者がお金重視で選んで失敗した話
筆者も会社員の頃、お金重視で仕事を選んだことがあります。
給料が少し低いと感じていたぐらいで、仕事に対してあまり不満はなかったのですが、他社から引き抜きのオファーが来て、その誘いにホイホイ乗ってしまいました。
判断の基準は、給料が1.5倍になることだけで、給料がそんなに上がるなら全然いいと思ったのです。

さらに、暇がかなり多い仕事で、表向きは休憩時間が1時間でしたが、実際には何度も小休憩があり、合計で3時間ぐらいは休憩時間がありました。
一見、「休憩が多くて給料も高いのならいいのでは?」と思うかもしれませんが、これは筆者にとって「やりがいが一切感じられない仕事」です。
給料が高くてつまらない仕事よりも、働いていてやりがいのある仕事がしたかった。
これが、筆者が会社員の頃に学んだ最大の教訓です。
今はやりがいを重視して仕事をしていますが、その選択は本当に正解だったと思っています。
やりがいかお金かで迷ったときの仕事選びのコツ
ここまで見てきたように、やりがいで仕事を選んだ場合でも、お金で仕事を選んだ場合でも、どちらにもメリットとデメリットがあります。
では、メリットとデメリットを考慮した上で、どのように仕事を選べばいいのか。
以下では、やりがいかお金で迷ったときの後悔しない仕事の選び方を紹介していきます。
人生の価値観から考える
やりがいかお金かで仕事を迷ったときは、人生の価値観から考えるのがおすすめです。
お金とやりがい、最終的にどっちを重視して仕事を選ぶかは、自分は人生の中で何を重視して生きていくのかによって変わります。
お金が好きな人であれば、給料さえ良ければどんな仕事にも耐えられるでしょう。
一方、ストレスやメンタル、充実感や達成感といった部分を重視する人は、やりがいのある仕事をしたほうが満足度は高くなります。

自分の価値観に沿って仕事を選ぶことで、仕事に対する嫌悪感もなくなります。
多くの人が仕事で不満を抱えているのは、自分の価値観とは異なる仕事をしているからです。
価値観と会っていない仕事をしていると、仕事が単なる「労働」になり、働くことも嫌になってしまいます。
やりがいかお金かで迷っている人は、自分は人生で何を重視するのか、何を優先して生きていくのか、自分の価値観について考えてみましょう。
働き方から考える
やりがいかお金かを考えるときは、働き方から考えるのも一つの手です。
たとえば、ゆっくりのんびり生きるのが好きな人もいれば、ガツガツ行動してたくさん仕事をすることが好きな人もいる。
ストレスフリーで気ままに働きたい人もいれば、ストレスがあってもお金さえ稼げれば問題ないという人もいる。

多少給料が少なくても、早く帰って自由な時間を過ごしたい人は残業がゼロの仕事を選ぶ。
一方、お金をたくさん稼ぎたいなら給料が高い仕事をする。
働き方は精神的なストレスと結びついているため、自分に合った働き方をしていなければ仕事が苦痛に変わってしまいます。
仕事は「やりがい」か「お金か」以外にも、「働き方」といった観点からも考えなければなりません。
職種によってはフレックスタイム制などを導入している会社も多く、フリーランスや業務委託など、現代では働き方の選択肢も多いです。
「自分はどういう働き方をしたいのか」といった観点から考えると、やりがいとお金のどちらを優先すべきかも見えてきます。
好きな仕事から考える
当たり前の話ですが、「自分はその仕事が好きかどうか」も、仕事を選ぶ上では大切です。
たとえやりがいがあっても、その仕事が好きではなければ大きなストレスを感じることもあります。
給料が高い仕事がよくても、やりたくない仕事をしていれば精神的に病んでしまう。

しかし、ほとんど人は好きなことを仕事にはできないため、やりがいやお金といった観点から仕事を選んでいます。
ですが、視点を変えて、「好きな仕事」がどんな仕事なのかを考えることで、やりがいとお金のどちらを優先すればいいかがわかる人も多いです。
「好きな仕事」と言われるとわからない人も多いですが、「どんな仕事ならやりたいか」と置き換えて考えるとわかりやすくなります。
ポイントとしては、プログラマーや看護師といった漠然とした職種を考えるのではなく、もっと具体的な理由を考えること。
✅エンジニアやIT系の仕事が好き⇒なぜ?⇒人と関わらなくていいから
✅看護師の仕事が好き⇒なぜ?⇒給料が高くて安定しているから
✅接客業が好き⇒なぜ?⇒人の役に立っていると実感し、やりがいを感じるから
好きな仕事を分解し、論理的に考えることで、やりがいかお金どっちを重視して仕事を選べばいいかがわかります。
自分が選ぶべき仕事は、自分がやりたい「好きな仕事」の中にあるのです。
【結論】仕事は長期的な幸福度を重視して選ぶ
ここまでの話を踏まえ、筆者の結論としては、多くの人は「お金」よりも「やりがい」で仕事を選んだほうが、長期的な幸福度は高くなりやすい。
お金だけ稼げればいいという人でも、お金のためだけに働き続けるのはかなりストレスで、多くの人は数年でやめてしまいます。
たとえば、男性ならホスト、女性なら風俗といった仕事をお金のためだけにやる人もいますが、ほとんどの人はすぐに辞めるか精神を病むことが多いです。
仕事を選ぶときは、長期的な幸福度を考え、長く少しでも楽しく幸せに働ける仕事を選ぶのがおすすめ。
もちろん、「自分はお金だけ稼げればいいんだ」というのであれば、それでも構いません。
ですが、少なくとも「やりがいかお金か」で迷うのであれば、最低限の生活費を稼げる仕事の範囲内で、やりがいのある仕事をしたほうが後悔は少なくなります。

その結果、給料は下がりましたが、生活できるぐらいは稼ぐことができ、仕事に対するストレスは格段に減りました。
最終的にやりがいかお金のどっちを選ぶのかは自分次第ですが、仕事は人生の多くの時間を費やすものだからこそ、少しでも楽しく働けるほうを選ぶことをおすすめします。
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まとめ
仕事をやりがいとお金のどっちを選ぶかは、多くの人が悩んでいる問題です。
最終的にどちらを選ぶかは、自分の価値観と望む働き方、そして長期的な幸福度を考えて選んでみましょう。
やりがいかお金かで迷うということは、少なからず「やりがいのある仕事がしたい」という気持ちがある証拠なので、やりがいで仕事を選んだほうが後悔は少ないはずです。
シンシアードはハイクラスへの理想の転職ができますので、やりがいのある仕事がしたい人は、ぜひこの機会に相談してみてください。
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