最終更新日 2025年9月29日
「正社員」と「フリーランス」のどちらがいいかというのはよく議論されます。
特に現代では「好きなことを仕事にする人」が増え、会社を辞めて自分の好きなことを仕事にして生きていく選択をする人も多いです。
フリーランスであれば通勤する必要がないため、満員電車などのストレスもなくなり精神的にもかなり楽になります。

この記事では、現役のフリーランスである筆者が、フリーランスはやめたほうがいいのかどうかについて解説していきます。
フリーランスという働き方に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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目次
フリーランスのメリット
フリーランスはやめたほうがいいのかどうかを考えるには、まずフリーランスのメリットとデメリットについて知っておくことが大事です。
ある人は「フリーランスは最高」と言っていたり、別の人は「フリーランスはやめたほうがいい」と言っていたりしますが、これはどっちが間違いという問題ではありません。
ただ人によって正解が異なるだけで、自分にとってフリーランスという働き方が正解になるかどうかは、メリットとデメリットを見る必要があります。
とにかく時間の自由がある
フリーランスのメリットとして真っ先に挙げられるのは、自由であること。
フリーランスは満員電車に乗る必要もなければ、仕事をする時間も自分で決められるので、会社員よりも圧倒的に自由な状態にあります。
朝型の人は朝早く起きて仕事してもいいし、夜型の人は昼頃に起きて夜に集中して仕事をすればいい。
これはフリーランスという働き方だからこそ可能なことです。
頑張った分だけ収入が増える
ほかにも、会社員の給料はあらかじめ決まっていますが、フリーランスは頑張れば頑張った分だけ収入を上げられます。
1年中ずっとは厳しくても、単月であれば朝から晩まで頑張って働き、100万円以上の収入を得ているフリーランスも珍しくありません。
もちろん、収入の安定性は会社員に劣りますが、自分の頑張りが収入に直接的に反映されるのは大きなメリットです。
人間関係のストレスがない
何よりも、人間関係のストレスがなくなるのがフリーランスの最大のメリット。
筆者の場合は、会社員時代のストレスのほとんどは仕事内容というよりも職場の人間関係でした。
上司に理不尽なことで怒られたり、気の合わない同僚に愛想笑いを振りまいたりなど、そういうことが仕事の疲労よりもストレスでした。

理不尽なことを言われることもありませんし、場の空気を読んだり愛想笑いする必要もありません。
人間関係にストレスを感じるタイプの人にとっては、フリーランスは最高の環境です。
フリーランスのメリットまとめ
✅自分で時間をコントロールできる自由。
✅頑張れば頑張った分だけ収入を上げられる。
✅わずらわしい人間関係から解放される。
✅ストレスの一切ない生活ができる。
フリーランスのデメリット
次は、フリーランスのデメリットについて見ていきましょう。
収入が安定しない
フリーランスのデメリットとして一番に挙げられるのは、言うまでもなく「安定した収入がないこと」です。
会社員であれば、会社に行けば毎月安定した給料がもらえますが、フリーランスで収入を得るには自分で仕事を獲得しなければなりません。
また、フリーランスは会社に雇われているわけではなく「業務委託」として仕事を引き受けているので、引き受けた案件が終われば当然仕事もなくなります。

これはフリーランスの最大のデメリットです。
将来の不安が大きい
フリーランスは収入が不安定ですが、それに付随して将来の不安も会社員より大きくなりがち。
会社員は退職したときに退職金、老後は国民年金と厚生年金という3段構えですが、フリーランスは国民年金で受け取れる年額約78万円しかありません。
こうした老後の収入の薄さは将来の不安になり、精神的なストレスになっている人も少なくないのが事実です。
✅会社員の老後⇒退職金、国民年金、厚生年金。
✅フリーランスの老後⇒国民年金のみ。
老後の不安が強い人にとっては、フリーランスは精神的に負担が大きい働き方です。
税金はすべて自分で払う必要がある
フリーランスは、住民税や所得税、社会保険といった税金もすべて自分で支払わなければなりません。
会社員では年金と社会保険の半分を会社が負担してくれていますが、フリーランスはすべて自分で支払うため、税金の高さにおどろく人がほとんど。
フリーランスで生活していくには会社員の手取りよりも多くの額を稼ぐ必要があります。
フリーランスのデメリットまとめ
✅安定した収入がない。
✅いつでも契約を切られる心配がある。
✅会社員よりも将来の不安が大きい。
✅税金や社会保険料などはすべて自分負担。
✅会社員の手取りよりも多くの金額を稼ぐ必要がある。
フリーランスはやめたほうがいい?
フリーランスにはさまざまなメリット、デメリットがあります。
そのため、フリーランスはやめたほうがいいか考えるときは、しっかり覚悟を持つことが大事です。
以下では、筆者がフリーランスを8年以上続けてきた中で、実際に感じていることをまとめていきます。
フリーランスは決して「楽」ではない
フリーランスには、
✅朝起きなくていい。
✅通勤しなくていい。
✅好きなときに遊びに行ける。
✅めんどうくさい人間関係がない。
✅自分のペースで仕事ができる。
といったメリットがあるのは事実です。
ですが、フリーランスでいることは決して「楽」なわけではありません。
フリーランスではすべての責任が自分にのしかかってくるため、やっていくためにはそれなりの覚悟が必要です。

逆に言えば「覚悟がある人はフリーランスになってもいい」とも言えます。
人生は1回なので、フリーランスとして自分の力で稼いでいくことに挑戦するのも1つの生き方。
挑戦するためにフリーランスになる人は、たとえ失敗したとしても後悔はしないでしょう。
自由には不安と恐怖がある
フリーランスの「自由」という言葉に惹きつけられる人は多いですが、自由には不安と恐怖があることも忘れてはいけません。
フリーランスで働くということは、自由の代わりに不安と恐怖と責任を背負い込むということ。
✅収入がなくなっても自己責任
✅うまくいかなくても自己責任
✅失敗して赤字になっても自己責任
フリーランスでやっていくには、不安と恐怖を感じながらも、1人で頑張る精神的な強さが必要になります。
そしてさらに、自分のことを律する「自制心」も必要です。
フリーランスは自由だからこそ、自分で生活をしっかりコントロールしなければなりません。
✅やるときは一生懸命やる。
✅しっかりと仕事のオンとオフと分けられる。
✅運動や食事などの生活習慣を整える。
✅精神的な不安や恐怖を自分でコントロールする。
自由だけを見てフリーランスになった人の多くは、自由でいることの不安に耐えきれず、不安に負けて会社員に戻る人も少なくありません。
だからこそ、フリーランスには自由と不安を背負う覚悟が必要なのです。
フリーランスは能力とスキルがあってこそ成り立つ
フリーランスは能力とスキルがあってこそ成り立つものです。
実力のない人がフリーランスで生活できるほど、世の中は甘くありません。
何のスキルもないのにフリーランスになるのは、命綱なしでロッククライミングするようなもの。

一方、プログラミングやライティングといった自分の力で稼げる能力とスキルがある人は、フリーランスになってもそれなりにやっていけるでしょう。
今まで会社に守られていたものを自分で背負うのは大変ですが、好きな仕事や得意な仕事をする喜びはフリーランスのデメリットを帳消しにすると筆者は感じています。
フリーランスになるなら、何かに突出したスキルを持ち、挑戦する気持ちからフリーランスの道を選ぶと失敗は少ないです。
フリーランスに関するよくある質問と回答
Q1: フリーランスはやめたほうがいいと言われる理由は?
収入の不安定さや自己管理の難しさから、準備不足だと厳しい。
Q2: フリーランスに向いていない人はどんな人?
安定性を求める人や自己管理が苦手な人は不向き。
Q3: フリーランスを始める前に知っておくべきことは?
スキル、資金、人脈、税金の知識を準備する。
Q4: フリーランスのメリットは?やめるべきではない理由は?
自由な働き方と収入の上限がない魅力がある。
Q5: フリーランスで失敗しないためのコツは?
市場調査、スキルアップ、複数収入源で安定を目指す。
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まとめ
近年はフリーランスという働き方が人気となっていますが、深く考えずに会社を辞めると痛い目を見ます。
フリーランスになる前に、メリットとデメリットをしっかりと考慮した上で「自分はフリーランスとしてやっていけるのか」を考えるのが大事です。
フリーランスにはたくさんの不安と恐怖、悩みと責任があります。

このことを頭に入れた上で、フリーランスになるかどうかを考えてみましょう。
シンシアードはハイクラスへの理想の転職ができますので、フリーランスではなく安定した仕事がしたい人は、ぜひこの機会に相談してみてください。
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